落ちて溺れて ネタバレ 9話-3巻の感想！

2021年11月24日発売のデザート【1月号】に掲載されている、落ちて溺れて【9話】のネタバレ・感想をまとめました。

9話は単行本、落ちて溺れて【3巻】に収録されています。

ここから先はネタバレを含みますので、本誌で楽しみたい方はご注意下さい！

落ちて溺れて【9話】あらすじ

春は思わず帆夏を抱きしめて、「幸せになれ」と告げた瞬間、帆夏の記憶が蘇った。

7年前の帆夏は、喧嘩も強くて勉強もできて、自他共に認める強い女の子だった。

グラウンドで泣いている冬馬を見た帆夏は「弱いものいじめするな！」と冬馬の前に立っていた男の子にキックを入れる。

しかしその男の子は、冬馬を慰めていただけだった。

帆夏は、いつも冬馬を助けているのか聞かれ「過保護にすると、こいつ強くなんねーぞ」とその男の子に言われる。

去っていく冬馬たちの背中に「名前なんていうの！？」と思わず聞いてしまう帆夏。

その男の子が「立花春」だった。

それから帆夏は、冬馬や秋音、春と一緒に過ごすことが増えた。

春はいつも態度が悪くて、全然帆夏の思い通りにならない。

それでも、いつも自信満々な春の後ろ姿を追いかけるのが楽しかった。

ある日、春と帆夏は2人で遊ぶ約束をしていた。

それを寂しいと思った冬馬は、「一緒に行ってもいい？」と聞くと、すんなりOKしてくれる帆夏。

春も「冬馬にも声を掛ければよかった」と笑った。

小学校の帰り道、帆夏は春に「恋はどうやって始まると思う？」と聞く。

そんな帆夏に、「俺、引っ越す」と告げる春。

内心、引っ越すなんて嫌だと思う帆夏だったが、態度には出さず、春を置いて去って行ってしまう。

引っ越すことを、1番最初に帆夏に話した春は、冬馬を裏切ったバチが当たったと思った。

それから帆夏は、春と一緒に遊ばなくなった。

引っ越しが迫ってきた春は、帆夏を待ち伏せする。

口では「寂しくない」と言いながら、涙を浮かべる帆夏。

そんな帆夏を見て、春は両手を広げる。

「春のせいで泣いてるんじゃない！寂しくなんてない！」

そう叫ぶ帆夏に春は言った。

「俺が寂しいんだよ」

落ちて溺れて【9話】感想

ついに帆夏が忘れていた記憶を思い出したようですね！

しかし、まだ事件の前の記憶。

どんな事件があったのか、まだわからないままです。

なんか分からないけどこの人に惹かれるな、みたいな描写がすごく上手で、なんとなく帆夏は春のこと男として見ているんだろうなーとか、春も口は悪いけど、帆夏を女の子として見ているんだろうなーとか、冬馬は帆夏のこと好きだよねーとか、絵で感じ取れるのが好きです。

小学生の時のお話がメインでしたが、それぞれの気持ちを考えると切ない気持ちでいっぱいになりました。

落ちて溺れて【次回】考察

次回はいよいよ、記憶喪失になってしまった原因が明らかになるのではないでしょうか。

春は昔っから口は悪かったけど優しくて、高校生になった今でもそれは変わっていない。

でも事件のことは誰よりも気にしていそうでした。

そして、現在では冬馬と付き合っている帆夏でしたが、過去の気持ちを思い出した帆夏は、現在ではどのように動くのでしょうか。